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  • 【真・女神転生III】初見殺しマタドールの恐ろしさと攻略法を徹底解説

    【真・女神転生III】初見殺しマタドールの恐ろしさと攻略法を徹底解説

    『真・女神転生III』マニアクス以降に追加された序盤最大の壁、魔人マタドール

    『真・女神転生III NOCTURNE』シリーズをプレイした人なら、序盤で強烈な印象を残す敵として「魔人マタドール」の名前を挙げる人は多いと思う。

    ただし、最初にひとつ注意しておきたい。

    マタドールは2003年に発売された無印版『真・女神転生III-NOCTURNE』には登場しない。

    マタドールをはじめとする魔人たちは、2004年発売の『真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス』で追加された要素である。

    その後の『マニアクス クロニクルエディション』や、現在遊びやすくなっている『真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER』にも登場する。

    そのため、この記事で扱うマタドール戦は、主に『マニアクス』以降、および『HD REMASTER』におけるマタドール戦についての内容となる。

    赤い布を持った骸骨の闘牛士。

    見た目からしてかなり不気味なのだが、本当に恐ろしいのはその戦闘能力である。

    対策を理解した状態なら、実はマタドールはそれほど倒せない相手ではない。

    私も実際に戦ってみたが、スクカジャとタルカジャを最大までかけてしまえば、驚くほどあっさり倒すことができた。

    ところが、何も知らない状態で初めて戦うとなると話はまったく違う。

    「これ、初見で倒させる気あるの?」

    と思ってしまうほど凶悪である。

    今回は、なぜマタドールが『真・女神転生III マニアクス』以降を代表する初見殺しとして語られるのか。

    そして普通の正攻法から、物反鏡、テトラカーン、反撃を利用した変則攻略まで詳しく書いていこうと思う。

    マタドールは「補助魔法を使わないプレイヤー」を殺しに来る

    マタドールについて考えていて、まず感じるのがこれだ。

    それまで補助魔法をあまり使ってこなかったプレイヤーを、徹底的に叩きのめすためのボスなのではないか。

    『真・女神転生III』では、敵の弱点を突くことでプレスターンを有利に使うことができる。

    そのため序盤では、

    • 敵の弱点を突く
    • 強い物理攻撃で殴る
    • HPが減ったら回復する

    といった比較的単純な戦い方でも進める。

    少なくとも無印版の序盤を進める感覚であれば、補助魔法を毎回最大まで重ねるような戦い方をしなくても、ある程度は何とかなる。

    ところが『マニアクス』以降では、ギンザ大地下道を進んでいる途中で魔人マタドールが突然立ちはだかる。

    ここで、それまでの戦い方が一気に通用しなくなる。

    その最大の原因が、マタドール専用スキルの「赤のカポーテ」である。

    赤のカポーテがとにかく凶悪

    マタドールは戦闘開始直後に「赤のカポーテ」を使用する。

    その効果は、

    自身の命中率と回避率を一気に最大まで上昇させる。

    普通のスクカジャなら何度も重ねがけしなければ最大まで上がらない。

    ところがマタドールは赤のカポーテを一度使うだけで、一気に最大強化まで持っていく。

    これによって何が起こるのか。

    こちらの攻撃がとにかく外れる。

    攻撃。

    MISS。

    もう一度攻撃。

    MISS。

    今度こそ。

    またMISS。

    となる。

    普通のRPGなら「攻撃が外れて一回分の行動を損した」で終わる。

    しかし『真・女神転生III』では違う。

    攻撃を外すとプレスターン上、大きな不利を受ける。

    つまり赤のカポーテは単なる回避率上昇ではない。

    こちらの行動回数そのものを破壊してくる技なのである。

    さらに赤のカポーテは回避率だけではなく、マタドール自身の命中率も最大まで上げる。

    こちらの攻撃は当たらない。

    しかしマタドールの攻撃はこちらに当たりやすい。

    完全にマタドール有利の状況になる。

    しかもマタドールには簡単に突ける弱点がない

    「それなら弱点属性を突けばいいのでは?」

    と思うかもしれない。

    ところがマタドールには、こちらが簡単に突いてプレスターンを稼げるような弱点がない。

    つまり、

    弱点を突いて行動回数を増やし、一気に押し切る。

    という『真III』の基本戦術が使いにくい。

    こちらは普通に攻撃を当てなければならない。

    しかし、その普通の攻撃が赤のカポーテによって当たらない。

    これだけでも十分に厄介である。

    ところが、マタドールの本当の恐ろしさはまだ先にある。

    前半のマハザンもかなり痛い

    マタドールは衝撃属性の全体魔法「マハザン」を使用する。

    この時期の主人公や仲魔はまだ最大HPが低いため、全員がまとめてダメージを受けるマハザンはかなり危険である。

    ただし、マハザンには比較的分かりやすい対策が存在する。

    主人公ならマガタマの「ヒフミ」を装備する。

    ヒフミは衝撃無効なので、主人公へのマハザンを完全に防ぐことができる。

    仲魔では、

    • アメノウズメ
    • ノズチ
    • ネコマタ

    などの衝撃に強い悪魔が有効。

    特にアメノウズメは衝撃を無効化できるうえ、全体回復魔法「メディア」を持っているため、マタドール攻略で定番の仲魔となっている。

    しかし、ここで大きな勘違いをしてはいけない。

    アメノウズメを連れているだけではマタドールには勝てない。

    アメノウズメが防いでくれるのは主にマハザン。

    後半に待っている本当の必殺技「血のアンダルシア」は物理属性だからである。

    本当の地獄はHPを半分ほど削ってから始まる

    赤のカポーテで攻撃を避けられながらも、ようやくマタドールのHPを半分ほどまで削った。

    完全初見なら、ここでこう思うはずだ。

    「よし、あと半分だ!」

    ところがマタドール戦は、むしろここからが本番である。

    追い詰められたマタドールは、

    • 挑発
    • 気合い
    • 血のアンダルシア

    といった危険なスキルを使い始める。

    この組み合わせが非常に凶悪である。

    「挑発」でこちらの防御力を下げてくる

    マタドールが使用する「挑発」は、こちらの攻撃力を上げる代わりに防御力を大きく下げる。

    一見すると、

    「攻撃力が上がった。むしろ得じゃないか?」

    と思うかもしれない。

    しかしマタドール戦では、この防御低下が非常に危険である。

    なぜなら、この後に強烈な物理攻撃が飛んでくるからだ。

    防御力が低下した状態では、通常なら耐えられる攻撃でも致命傷になる。

    さらに「気合い」で物理攻撃を強化する

    そしてマタドールは「気合い」を使用する。

    気合いは、次に使用する物理攻撃の威力を大幅に強化する。

    つまり、

    挑発でこちらの防御力を下げる。

    気合いで自分の物理攻撃を強化する。

    血のアンダルシア。

    という、とんでもない流れになる。

    そして必殺技「血のアンダルシア」

    マタドールを象徴する技といえば、やはり「血のアンダルシア」である。

    血のアンダルシアは、パーティー全体を攻撃する物理属性の攻撃。

    しかも複数回ヒットするタイプの技である。

    これが、

    挑発による防御低下

    気合いによる物理攻撃強化

    の後に飛んでくる。

    適正レベル付近では、状況によってパーティー全員が200前後ものダメージを受けることもある。

    この時期の仲魔にとって200ダメージは洒落にならない。

    最大HPそのものが200程度しかない仲魔なら、そのまま倒される。

    少しHPが高い仲魔でも瀕死になる。

    さらに恐ろしいのがクリティカルである。

    クリティカルが出れば、さらに追撃される可能性がある

    『真・女神転生III』では敵もプレスターンバトルのルールで行動する。

    つまりマタドールの攻撃でクリティカルが発生すると、敵側にさらに行動の余裕が生まれる。

    最悪の場合、

    血のアンダルシア。

    パーティー全員瀕死。

    クリティカル発生。

    マタドールの行動がまだ続く。

    通常攻撃。

    主人公死亡。

    GAME OVER。

    なんてことまで起こり得る。

    何も知らない初見プレイヤーにはあまりにも厳しい。

    なぜ完全初見では勝つのが非常に難しいのか

    ここまで考えると、マタドールがなぜ『マニアクス』以降の代表的な初見殺しとして語られるのかよく分かる。

    マタドールは単純にステータスが高いボスではない。

    事前に知らなければ準備できない対策を、いくつも同時に要求してくる。

    赤のカポーテに対しては、

    • スクカジャ
    • スクンダ
    • フォッグブレス
    • デカジャ

    などが有効。

    マハザンに対しては、

    • ヒフミ
    • 衝撃無効
    • 衝撃吸収

    など。

    後半の物理攻撃に対しては、

    • ラクカジャ
    • カムド
    • 物反鏡
    • テトラカーン

    など。

    さらに後半を短時間で終わらせるなら、

    タルカジャによる火力強化。

    という選択肢もある。

    しかし完全初見では、そもそもマタドールが何を使ってくるのか知らない。

    「HPを半分ほど減らしたら挑発や気合いを使って、血のアンダルシアを撃ってくる」

    なんて情報を知らないのだから、事前に対策を用意すること自体が難しい。

    正攻法その1:スクカジャを最大までかける

    最も分かりやすく、効果も大きいのがスクカジャである。

    赤のカポーテによってマタドールの命中率・回避率は最大まで上昇している。

    ならば、こちらもスクカジャを最大までかけてしまえばいい。

    スクカジャ×4。

    これでこちらの命中率と回避率も最大まで上昇する。

    最大のメリットは、攻撃がまともに当たるようになること。

    赤のカポーテのせいでMISSを連発する状態から、普通に戦える状態まで持っていける。

    しかもマタドールは、こちらの能力上昇を消すデカジャを使わない。

    つまり一度スクカジャを最大まで積んでしまえば、その効果を維持できる。

    正攻法その2:タルカジャMAXで後半を短時間で終わらせる

    実際に私が戦って非常に強いと感じたのが、

    スクカジャMAX+タルカジャMAX。

    という組み合わせだった。

    スクカジャで命中を確保する。

    タルカジャでこちらの火力を最大まで上げる。

    そして一気に攻撃する。

    マタドール戦で最も危険なのは後半である。

    ならば、

    血のアンダルシアに何度も耐えるのではなく、危険な後半戦そのものを短くしてしまえばいい。

    という考え方である。

    十分に火力を高めておけば、後半のHPを一気に削ることができる。

    実際にやってみると、かなりあっさり倒せた。

    初見ではあれほど恐ろしい敵なのに、攻略方法を理解すると一気に弱くなる。

    これこそマタドールの特徴だと思う。

    安全重視ならラクカジャ

    速攻よりも安全性を重視するならラクカジャが強い。

    ラクカジャを最大までかけておけば、マタドールの通常攻撃や血のアンダルシアによる被害を大きく減らせる。

    問題になるのが挑発。

    挑発によって防御力が下げられたら、ラクカジャをかけ直す。

    つまり、

    スクカジャMAX+ラクカジャMAX。

    まで持っていけば、かなり安定した戦いになる。

    火力重視なら、

    スクカジャ+タルカジャ。

    安全重視なら、

    スクカジャ+ラクカジャ。

    という使い分けになる。

    スクンダで赤のカポーテを弱体化させる方法

    赤のカポーテを直接弱めるなら、スクンダも使える。

    赤のカポーテによって最大まで上昇した命中率・回避率を少しずつ削っていく。

    ただし、マタドールはデクンダを使用する。

    能力を下げすぎれば、せっかくかけた弱体化を解除されてしまう。

    そのため、

    「最大まで弱体化させればいい」という単純な話ではない。

    赤のカポーテのプラス分をある程度削るところで止めるという方法も有効である。

    フォッグブレスも強力

    フォッグブレスは命中率・回避率を大きく下げられる。

    赤のカポーテ対策として非常に強い。

    ただし、こちらも下げすぎればデクンダで解除される。

    逆にデクンダを使わせることで、マタドールの行動を補助行動に使わせるという考え方もできる。

    ここまで来ると、ンダ系は単純な能力低下だけではない。

    マタドールのAIを誘導する道具としても利用できる。

    主人公のマガタマはヒフミかカムドか

    マタドール戦で迷いやすいのが主人公のマガタマ。

    候補になるのが、

    ヒフミ。

    そして、

    カムド。

    ヒフミを使う場合

    ヒフミは衝撃無効。

    マタドールのマハザンを完全に防げる。

    前半から中盤を安定させるなら非常に強い。

    カムドを使う場合

    カムドは物理に強い。

    通常攻撃だけではなく、血のアンダルシアにも有効。

    特に後半の、

    挑発。

    気合い。

    血のアンダルシア。

    という物理攻撃を重視するなら、カムドが頼りになる。

    つまり、

    前半のマハザン対策ならヒフミ。

    後半の物理攻撃対策ならカムド。

    と考えると分かりやすい。

    物反鏡で血のアンダルシアをそのまま返す

    ここからは少し変則的な攻略。

    マタドールが、

    気合い。

    血のアンダルシア。

    という流れを使うのなら、

    「そもそも血のアンダルシアを反射すればいいのでは?」

    という考え方ができる。

    そこで使えるのが物反鏡である。

    物反鏡を使用すると、味方全体に物理反射効果を付与できる。

    つまり、

    マタドール「気合い」

    こちら「物反鏡」

    マタドール「血のアンダルシア!」

    反射。

    という非常に痛快な展開になる。

    普通なら、

    「気合いを使われた。次の攻撃が怖い!」

    となるところを、

    「気合いを使ってくれてありがとう。」

    に変えることができる。

    物反鏡はじゅえりーRAGでも確保できる

    物反鏡はギンザの「じゅえりーRAG」で宝石と交換できる。

    必要なのは、

    オパール×1+ターコイズ×1。

    そのため、事前に宝石を用意できればマタドール戦の前でも物反鏡を確保することが可能。

    完全初見のプレイヤーが狙ってここまで準備する可能性は低いが、低レベル攻略や縛りプレイでは非常に強力な選択肢になる。

    テトラカーンをスキル変化で早期入手する方法もある

    物反鏡は使えばなくなる。

    そこでさらに強力なのがテトラカーン

    テトラカーンも味方全体に物理反射を付与する。

    本来なら序盤で簡単に習得できるようなスキルではない。

    しかし『真・女神転生III』にはスキル変化というシステムが存在する。

    これを利用することで、本来の習得時期より遥かに早くテトラカーンを入手できる可能性がある。

    特に低レベル攻略では、非常に重要な手段になる。

    低レベル攻略では「耐える」より「反射する」方が強い

    低レベル攻略最大の問題は最大HPが少ないこと。

    通常攻略なら、

    大ダメージ。

    回復。

    と立て直せる。

    しかし低レベルでは、

    回復する前に死ぬ。

    という問題が出てくる。

    そこで、

    物理ならテトラカーン。

    魔法ならマカラカーン。

    と、そもそも攻撃を受けない方向へ持っていく。

    MP消費が重くても、

    • チャクラドロップ
    • チャクラポット
    • グレイトチャクラ
    • ソーマ

    などで補給すればいい。

    つまり低レベル攻略では、

    レベルを上げる代わりに、アイテムとシステムを徹底的に利用する。

    という攻略になる。

    そして究極の変則攻略「反撃」

    マタドール攻略について考えていて、特に面白いと思ったのが反撃戦法である。

    主人公はマロガレから「反撃」を習得できる。

    反撃は物理攻撃を受けた際、一定確率で攻撃してきた敵へ自動的に攻撃するスキル。

    そして重要なのが、反撃系の攻撃は赤のカポーテ状態のマタドールにも命中するということ。

    通常攻撃なら赤のカポーテによって避けられる。

    しかし反撃は必中扱いなので、赤のカポーテの高い回避率を無視できる。

    反撃戦法では赤のカポーテがむしろ都合がいい

    ここが非常に面白い。

    普通の攻略なら赤のカポーテは最悪の技。

    こちらの攻撃が当たらないからである。

    しかし反撃戦法では違う。

    赤のカポーテによってマタドール自身の命中率も最大になる。

    つまり、マタドールの攻撃がこちらに当たりやすくなる。

    物理攻撃が主人公に命中。

    反撃判定。

    反撃発動。

    赤のカポーテを無視してマタドールへ必中。

    という流れになる。

    普通なら、

    「赤のカポーテを解除しないと!」

    となる。

    反撃戦法なら、

    「そのままでいい。むしろ確実にこっちを殴ってくれ。」

    となる。

    完全に発想が逆である。

    主人公一人+カムド+反撃という攻略

    さらに面白いのが、主人公一人でマタドールと戦う方法。

    主人公にカムドを装備。

    反撃を習得。

    そして仲魔を出さずに主人公一人で戦う。

    主人公一人しかいないため、マタドールの単体通常攻撃は必ず主人公へ飛んでくる。

    つまり、

    通常攻撃すべてが反撃のチャンスになる。

    カムドによって物理攻撃を軽減。

    HPが減ったら回復。

    また攻撃される。

    反撃。

    また回復。

    また攻撃される。

    反撃。

    これを地道に繰り返して削っていく。

    実際に主人公一人で反撃を利用し、マタドールを倒しているプレイ動画も存在する。

    つまり理論だけではなく、実際に成立する戦法である。

    血のアンダルシアすら反撃のチャンスになる

    血のアンダルシアも物理属性。

    そのため反撃の対象になる。

    普通なら、

    「血のアンダルシアを使われたら終わり。」

    となる。

    しかし主人公一人+カムド+反撃なら、

    「耐えられるなら血のアンダルシアも反撃チャンス。」

    になる。

    敵が攻撃するほど、こちらに反撃する機会が生まれる。

    非常に面白い攻略法である。

    ただし反撃戦法も完全初見向けではない

    反撃戦法は強い。

    しかし、完全初見の救済策かというと違う。

    この戦法を考えるためには、

    • 赤のカポーテでマタドールの回避率が上がること
    • マタドールが物理攻撃を多用すること
    • 後半に血のアンダルシアを使うこと
    • カムドが物理攻撃に強いこと
    • 反撃が赤のカポーテ状態でも命中すること

    を理解している必要がある。

    つまり反撃戦法も、

    マタドールの特徴を知っているプレイヤーだからこそ考えられる攻略法。

    なのである。

    では「何も知らない完全初見」で勝つ方法はあるのか

    ここまで色々な攻略方法を考えてきた。

    では、

    • カジャ系なし
    • ンダ系なし
    • デカジャなし
    • 物反鏡なし
    • テトラカーンなし
    • 反撃なし
    • マタドールの行動パターンも知らない

    という完全初見状態で、誰でも安定して勝てる方法はあるのか。

    個人的には、

    ほぼないと思う。

    もちろん絶対に不可能という意味ではない。

    かなりレベルを上げているかもしれない。

    偶然必要な補助魔法を持っているかもしれない。

    物反鏡を偶然持っているかもしれない。

    マタドールの行動運が良いかもしれない。

    しかし、

    「何も知らない人が普通に戦って安定して勝つ方法」

    となると、相当厳しい。

    普通に殴り合うならHP300以上は欲しくなる

    補助魔法も反射も反撃も使わず、真正面からマタドールの攻撃を受けながら戦うなら、かなり高い耐久力が必要になる。

    挑発+気合い+血のアンダルシアを耐えるなら、パーティー全員にHP300以上は欲しくなる。

    さらに全員が大ダメージを受けた直後、一気に立て直せる強力な全体回復魔法も欲しくなる。

    メディラマ級の回復力があればかなり違う。

    しかし、そこまで育ててしまえば、もはやマタドール戦の本来の攻略時期とは大きくズレてくる。

    つまり、

    戦術ではなくレベル差で押し潰している。

    という状態になる。

    『マニアクス』で追加されたマタドールは「負けること」まで含めた教材なのかもしれない

    ここで改めて重要なのが、マタドールは無印版には存在せず、『マニアクス』で後から追加された敵だということ。

    つまり制作側は、無印版ですでに完成していたゲーム進行の途中へ、あえてこの強敵を追加した。

    これはかなり興味深い。

    普通のゲームなら、

    「補助魔法を使ってみましょう。」

    「耐性を確認しましょう。」

    と説明するところを、

    『マニアクス』ではマタドールそのものを教材として追加したようにも見える。

    スクカジャを使わない。

    攻撃が当たらない。

    全滅。

    ラクカジャなどを使わない。

    血のアンダルシアで壊滅。

    全滅。

    衝撃耐性を考えない。

    マハザンで削られる。

    全滅。

    するとプレイヤーは考える。

    「なぜ負けた?」

    そこから、

    • 補助魔法は重ねがけすると強い
    • スクカジャは命中・回避を大きく変える
    • マガタマは敵に合わせて変更する
    • 仲魔の耐性が非常に重要
    • カジャ系とンダ系には違いがある
    • 物理攻撃には物理攻撃なりの対策が必要

    と学んでいく。

    つまりマタドールは、

    説明ではなく全滅によってゲームシステムを教える先生。

    なのかもしれない。

    正攻法が分かれば驚くほど簡単になる

    そしてマタドール戦で最も面白いのがここ。

    初見では、

    「こんなの無理だろ。」

    と思う。

    しかし仕組みを理解して、

    スクカジャMAX。

    タルカジャMAX。

    必要ならラクカジャ。

    衝撃対策。

    これだけ整えると驚くほど簡単になる。

    私も実際に戦ってみたところ、スクカジャとタルカジャを最大までかければ、かなりあっさり倒すことができた。

    赤のカポーテによる回避優位をスクカジャで潰す。

    タルカジャで火力を最大まで上げる。

    そして危険な後半を一気に削り切る。

    散々攻略方法について考えていたのに、

    「あれ?もう終わった?」

    と思うほどだった。

    マタドールは「知らないと最強、知っているとそれほどでもない」

    マタドールを一言で表すなら、

    知識を武器にするボス。

    だと思う。

    何も知らなければ、

    赤のカポーテ。

    マハザン。

    挑発。

    気合い。

    血のアンダルシア。

    と、次々に理解不能な攻撃を受けて全滅する。

    ところが仕組みを理解すると、

    • スクカジャで赤のカポーテに対抗
    • スクンダで赤のカポーテを弱体化
    • フォッグブレスで命中・回避を下げる
    • ラクカジャで物理攻撃に耐える
    • タルカジャで危険な後半を速攻
    • ヒフミでマハザンを無効
    • カムドで血のアンダルシアを軽減
    • 物反鏡で血のアンダルシアを反射
    • テトラカーンをスキル変化で早期入手
    • 反撃で赤のカポーテを無視
    • 主人公一人+カムド+反撃で耐久

    と、様々な攻略法が見えてくる。

    普通に倒したいだけならスクカジャ+タルカジャがおすすめ

    色々な変則攻略を書いてきた。

    しかし、

    「縛りプレイをするわけではない。」

    「とりあえず普通にマタドールを倒したい。」

    という人なら、難しく考える必要はない。

    個人的には、

    スクカジャMAX。

    タルカジャMAX。

    総攻撃。

    これが非常に分かりやすくて強い。

    不安ならラクカジャも追加。

    主人公はヒフミかカムド。

    仲魔にはアメノウズメやノズチなど、衝撃に強い悪魔を入れる。

    これだけでもマタドール戦の難易度は大きく変わる。

    マタドール攻略の要点まとめ

    赤のカポーテ対策

    スクカジャを最大までかける。

    最も分かりやすく安定する。

    火力重視

    タルカジャを最大までかける。

    危険な後半戦を短時間で終わらせる。

    安全重視

    ラクカジャを最大までかける。

    挑発されたらかけ直す。

    赤のカポーテを直接弱体化

    スクンダやフォッグブレス。

    ただしデクンダには注意。

    マハザン対策

    主人公にヒフミ。

    仲魔はアメノウズメやノズチなど衝撃無効・吸収持ちが有効。

    血のアンダルシア対策

    ラクカジャ、カムド、物反鏡、テトラカーン。

    変則攻略

    主人公にカムド+反撃。

    主人公一人で回復しながら、必中の反撃で地道に削る。

    赤のカポーテを解除する必要そのものがなくなる。

    それでもマタドールはやっぱり鬼だと思う

    色々な攻略方法を書いてきた。

    しかし改めて考えても、

    何も知らない完全初見プレイヤーにこれは厳しすぎる。

    赤のカポーテで攻撃を外させる。

    マハザンで全体攻撃。

    ようやくHPを半分削ったと思ったら挑発。

    さらに気合い。

    最後に血のアンダルシア。

    そこでクリティカルが出れば、さらに追撃される可能性まである。

    完全初見のプレイヤーからすれば、

    「ようやく半分削った!」

    「挑発?」

    「気合い?」

    「血のアンダルシア?」

    全滅。

    である。

    制作陣、鬼である。

    しかも、このマタドールは無印版からいた敵ではない。

    『マニアクス』で追加された敵である。

    つまり制作側は、すでに完成していた無印版のゲーム進行へ、わざわざこんな初見殺しを追加したことになる。

    そう考えると、なおさら恐ろしい。

    ただし、一度仕組みを理解すると一気に弱くなる。

    スクカジャMAX+タルカジャMAXまで持っていけば、驚くほど簡単に倒せる。

    だからマタドールは単なる理不尽ボスではない。

    プレイヤーの知識によって強さが激変するボス。

    なのだと思う。

    何も知らなければ恐怖の初見殺し。

    仕組みを理解すれば補助魔法の教材。

    さらにゲームシステムを深く理解すると、

    物反鏡。

    テトラカーン。

    スキル変化。

    必中の反撃。

    主人公単騎。

    と、普通とはまったく違った攻略まで成立する。

    『マニアクス』以降の追加ボスとして、ここまでプレイヤーに強烈な印象を残したマタドール。

    攻略方法を考えれば考えるほど、非常によく作られたボスだと思う。

    ただし。

    初めて『マニアクス』や『HD REMASTER』を遊び、何も知らずにギンザ大地下道を歩いていたプレイヤーに、突然こんな奴をぶつけてくる制作陣については、最後にもう一度言っておきたい。

    やっぱり鬼である。

    雪景色の中でオレンジ色のレインコートを着て立つ、二頭身のハチワレ猫のマスコットキャラクター『武装ネコ兵士』